偶蹄目と奇蹄目

口蹄疫は豚と牛の偶蹄目がかかっても、馬は奇蹄目だからかからないということがどうも信じられなかった。牛、鹿、馬、豚のうち一番かけ離れてそうなのが豚だったので、蹄の数が二つだといわれてもなにか違うような気がしていた。

でもやはり偶蹄目と奇蹄目は、全く違うタイプの生き物のようだ。
そもそも両者は6000万年前くらいに共通の祖先から分かれたとされてきたが、最近になってそもそも案外離れた系統からそれぞれが発達してあのような姿になったという説もでてきたようだ。
どっちみち遺伝的には、馬と牛は相当離れているということになるのだろう。

ちなみに偶蹄目としては牛、鹿、ヤギ、羊、豚、イノシシ、ラクダ、カバに加え、クジラも系統は異なるが偶蹄目の一種らしい。

これに対して奇蹄目は、馬以外想像つかなかったのだが、サイ、バクであとは絶滅多数ということである。

とにかく蹄が奇数であろうと偶数であろうと、今回の被害が最小限に食い止められることを願う。

30億円の横領事件について

元会計士が30億円の横領をして逮捕された。この手の逮捕話は、残念ながら時たま起こってしまうので、職場では誰かこの人を知っているかという話が出てきてしまうのだが、それはなかったようである。

本来、ここでひとつ、職業専門家としてのモラルや職業倫理の話でもすべきなのかもしれないが、あまり得意でないので、ちょっとわき道にそれた疑問としては、下記のとおり。
・こんな多額の横領が可能となるほどの預金の管理を会計士だからという理由でたった一人の人間にまかせていたのだろうか
・記事からでは完全には読み取れないが、この対象となった預金は全部普通預金当座預金だったのだろうか。少なくとも株や債券を勝手に売却するのは難しい。そうだとしたらまかせた側の運用方針もそもそも疑問である。

それにしても職業柄そうであってはならないと思うが、30億円といってもピンとこない。1億円(もしかしたら1千万円)を超えると我が身のことと違う世界にいってしまう。

山は越えたような

昨日の出勤をもって山を越えたといってよい。

今年はタクシー帰りはずっとなかったのだが、一昨日事務所に戻るときに運転手が行き先を聞き間違えるという事件が起こり、結局終電に間に合わず、タクシーに乗ってしまった。部門のなかでは一足早く山を越えた感じで、精神的にはバカンスだが、今年の場合は学生だし、そうもいっておられない。

残業と授業

ブログ復活以来、結局、馬の話ばかり書いているので違う話題にしたい。
大学院の授業が始まっているが、たぶん年間で一番忙しく時間の余裕がない時期のため、来るのがやっとの状態である。6限(18時半から)に間にあった試しがなく、7限が続くと眠い、というか意識が遠のく感じがする。残業でこうなるのは、(私には滅多にないが)徹夜とかそのレベルである。年齢のせいかもしれない。大丈夫だろうか。

とはいえ、本当に精神的にきついのはあと数日。来週も6限前到着は苦しいかもしれないが、余裕は出てくるだろう。きっと。

オグリキャップ見学再開

オグリキャップの見学が6年ぶりに再開されるそうだ。
http://www.uma-furusato.com/news.php?mid=1448&cid=1

はじめて牧場見学にいったとき(1992年)はオグリキャップは病気療養中で見学中止だった。その後、CBスタッドの閉鎖とともに優駿スタリオンが移転し、オグリも移動したが、見学はかなわず、はじめてあったのはおととしの秋、東京競馬場でのお披露目のときだった。

1988年から89年の空前の競馬ブームのとき、私はブームに反発して競馬を見に行こうとしなかった。しかし、後日当時のオグリキャップとそのライバル達の死闘を知ると、あの熱い時代を実際に味わうことができたのにしなかったことを今となっては非常に後悔している。

祝 ケイキロク 33歳

4月28日で、ケイキロクが33歳になった。
ちなみにケイキロクは千葉県産(三里塚)のサラブレッドで、ちょうど30年前にオークスを勝ち、引退後繁殖生活に入った。
20歳で繁殖生活も引退し、北海道日高町門別(旧門別町)で余生を送っている。
1歳上のカツラノハイセイコが昨年33歳で亡くなってから大レースを勝って存命している元競走馬としては最高齢のはずである。

日本のサラブレッドでは、シンザンの35歳3ヶ月11日が最長寿記録ということである。私の競馬歴はそろそろ20年目になるが、はじめての日高の牧場めぐりでは(1992年)当時31歳のシンザンに真っ先に会いに行った。

そのせいか、現役時代のレースもみていない高齢馬に会いに行くのが、習わしになってしまい、その過程で当時26歳のケイキロクに巡り会った。その後、牧場の方の好意に甘えて押しかけ続け、すでに7年もたってしまった。

よく馬は何歳くらいまで生きるのかと聞かれるが、そもそも天寿をまっとうできる馬はごく少数である。

種牡馬、繁殖馬になっても、余生が完全に保証されるわけではない。

だからこそ、高齢の馬に会うとそこまで生かしそうとしている、人の思いを感じ、まだ世の中捨てたもんじゃないという気持ちになるのである(もちろんその陰でいつのまにか消えていく馬もたくさんいるが・・)。

このような思いに支えられるとともに、丈夫な身体とどこに行っても愛される天性の人懐っこさでケイキロクは生きながらえてきたと思う。

とにかく、あと2年3ヶ月と12日といわず、もっと長生きしてもらいたい。

http://db.netkeiba.com/horse/1977100387/

http://www.uma-furusato.com/news.php?mid=355&cid=1

http://meiba.jp/detail.php?sn=1033

ブログ復活 

2006年に書いてみて放置していたもの(非公開)を整理して、結局削除して事情により復活させている。

今は仕事の繁忙期のため、仕事で私生活が悲惨な状況になっているわが身を嘆く、っていうのはみじめなので、当分は趣味の話や思い出話でも・・。