祝 ケイキロク 33歳

4月28日で、ケイキロクが33歳になった。
ちなみにケイキロクは千葉県産(三里塚)のサラブレッドで、ちょうど30年前にオークスを勝ち、引退後繁殖生活に入った。
20歳で繁殖生活も引退し、北海道日高町門別(旧門別町)で余生を送っている。
1歳上のカツラノハイセイコが昨年33歳で亡くなってから大レースを勝って存命している元競走馬としては最高齢のはずである。

日本のサラブレッドでは、シンザンの35歳3ヶ月11日が最長寿記録ということである。私の競馬歴はそろそろ20年目になるが、はじめての日高の牧場めぐりでは(1992年)当時31歳のシンザンに真っ先に会いに行った。

そのせいか、現役時代のレースもみていない高齢馬に会いに行くのが、習わしになってしまい、その過程で当時26歳のケイキロクに巡り会った。その後、牧場の方の好意に甘えて押しかけ続け、すでに7年もたってしまった。

よく馬は何歳くらいまで生きるのかと聞かれるが、そもそも天寿をまっとうできる馬はごく少数である。

種牡馬、繁殖馬になっても、余生が完全に保証されるわけではない。

だからこそ、高齢の馬に会うとそこまで生かしそうとしている、人の思いを感じ、まだ世の中捨てたもんじゃないという気持ちになるのである(もちろんその陰でいつのまにか消えていく馬もたくさんいるが・・)。

このような思いに支えられるとともに、丈夫な身体とどこに行っても愛される天性の人懐っこさでケイキロクは生きながらえてきたと思う。

とにかく、あと2年3ヶ月と12日といわず、もっと長生きしてもらいたい。

http://db.netkeiba.com/horse/1977100387/

http://www.uma-furusato.com/news.php?mid=355&cid=1

http://meiba.jp/detail.php?sn=1033